ネネのまったりブログ

管理人ネネが雑記を交えつつ、関心の強い「人間」と「自然」に触れていくブログです。

外国人奴隷制度

最近、話題となっている外国人就労者受け入れ拡大に関する法案決議。
単純労働をはじめとした日本における人手不足に対策するために来年4月の開始するために臨時国会での成立を目指しています。
しかし、受け入れを行う上での細かいルールの取り決めがされておらず、現状で必要な安価な労働力が不足しているために強引に押し進めていると言われています。
今回は話題となっているその出入国管理法について見て行きたいと思います。

 

個人的にはこの法案の改正は悪手であると思います。
現在日本の雇用環境は決して良い状況であるとは言えません。
しかし電通などの社員の酷使や海外の労働環境との比較によって少しずつ労働環境改善を求める声が上がっていました。
そのため徐々に最低金銀も上がっていき、経営者側からは人材にかかるコストが高くなっていきました。
ゆえに経営者側は人材にコストをかけないようになりました。
そのため従業員一人一人の負担が増えていきます
ITを始めとした技術発展がめざましいとはいえ、日本はまだまだ人手を必要とする労働環境となっています。
しかも国内では少子高齢化となり、働き手の数自体も不足しています。
そのために不足している労働者を安価で働いてもらえる外国人労働者に頼ろうとしているわけです。
しかしながら深刻化している人手不足を解決することを優先しており、労働環境改善や定住などに関する取り決めがしっかりとしておらず、今後の日本の雇用情勢、ひいては日本の社会情勢に大いに影響を与える可能性があります。
実際、日本の技術を学びそれを海外で発揮するための外国人実習生も劣悪な労働環境で働かせられているという実情があります。
またインターネットやSNSの発達によって現在の日本における雇用状況を知ることが出来ます。
そのためいつまでもこのような方法が通じると言えないと思います。

 

労働において現状、日本人であろうと外国人であろうと仕事を行うのは「人間」です。
そして人間が出来ることには限界があります。
日本はサービス重視の面が多く、それを提供しているのが人間であることを忘れている面が多いと思います。
全ての労働者を優遇することは難しいと思いますが、そのことを思い出すべき時ではないかと思います。