ATMから学ぶ機械化
最近の記事でサービスの提供者が人から機械に変わった方がいいのではないかという点に触れました。
サービスの機械化について考えるとき、個人的によく比較対象として考えるのがATMです。
ATMの正式名称は現金自動預け払い機で、紙幣や通帳、磁気カードなどを利用して、金融機関などの提供するサービスを顧客自身の操作によって取引を行うものです。
基本的な業務は現金の預け入れや引き出しを基本に通帳の記入や残高照会があります。
その上で宝くじの購入やPay-easyなど金融機関ごとに提供されるサービスは違っています。
今では各金融機関はもちろん、身近なコンビニに当たり前のように置いてあるATMですが、個人的にはこれによって以前より銀行の窓口業務の人手は不要になっていると思います。もちろん、ATMのシステムを維持するためのエンジニアは必要になりますが、単純な受付業務の人手は以前より必要ないと思います。
そしてセルフレジをはじめとしたサービスの機械化はATMのような流れを辿るのではないかと個人的に思います。
最初は新しいことで戸惑う人が多いと思いますが、徐々に浸透していきいずれは多くの人にとって当たり前のものになると思います。
しかし、みんながそのシステムをきちんと使いこなせるとは限りません。
また、ATMのオレオレ詐欺や還付金詐欺のようにシステムを逆に利用した犯罪も生まれる可能性があると思います。
そのため、難しいことですが幅広い年代にその新しいシステムが「どのような仕組みで出来ているのか」や「どのような危険があるのか」などの説明をきちんと行い、システムの理解を促していくことが必要だと思います。