ネネのまったりブログ

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カオスなアニメ チャージマン研

今回はアニメ「チャージマン研」について紹介したいと思います。


チャージマン研はナックが製作し、1974年にTBSテレビなどで放送された日本のテレビアニメです。
ストーリーは科学が飛躍的に発展した未来都市に地球侵略を目論むジュラル星人が攻めてきた。主人公・泉研はチャージマンに変装し、ジュラル星人の脅威から地球を守るために奮闘します。(参照:Wikipedia

 

一見するとストーリーは地球侵略を目論む宇宙人の脅威と戦う正義のヒーローの姿を描いたものとなっています。
この作品のすごいところストーリーではなく、現在視聴してもアニメの出来栄えに色々とツッコミ所が生じるところです。
主なところは各話毎に細かい解説や描写表現がないままストーリーが進む点、作品内でのキャラクターなどの色彩の塗り残しが見受けられる点、尺の都合上敵との戦闘シーンが一瞬で終わってしまうなど問題点が山積みとなっています。

 

特に「迷シーン」を生み出したのが第35話「頭の中にダイナマイト」です。
この話はジェラル星人に殺されて人間爆弾にされてしまったボルガ博士の異変に気付いた研。
そしてボルガ博士の頭の中に爆弾が仕掛けられていることに気づいた研。
変身を行い、博士と共に自身の飛行船に乗り込む研。しかし、背後にはジュラル星人の追っ手が迫っている。
爆弾の爆発する時間が迫る中、研が取った行動は、


「ボルガ博士を爆弾として使い、追っ手のジュラル星人を倒す。」


という正義の味方とは思えない行動です。
その結果、ボルガ博士の犠牲によってジュラル星人の撃退には成功しました。
しかし、尺の都合があるとはいえ爆弾を施されたボルガ博士を救おうとせず、犠牲にした姿は当時の子供向け番組としては異例の内容と言えると思います。

 

このように一話一話毎に色々とツッコミ所が生じるアニメとなっています。
そのような点が現在では逆に注目を浴びる点となり、2chで話題を集めてテレビ番組で取り上げられることもありました。
その奇抜な内容を一度視聴してみては以下かでしょうか。