スウェーデンの金融
先日、筆者が体験したキャッシュレスについて書かせていただきました。
それに関連してキャッシュレスがもっとも進んでいるスウェーデンについて書いていきたいと思います。
現在、 スウェーデンでは電子決済を主にした取引を国家が推奨しており、2015年にスウェーデン内での全ての取引における現金の割合は2%です。
また、2012年12月からスウェーデンでは「Swish」と呼ばれる主要銀行が参加したスマートフォンアプリが作られており、これによってカードだけでなくスマートフォンを利用した決済も行われています。
他にも政府が発行する電子的な通貨も利用されています。
スウェーデンでは現金の輸送や管理にコストがかかるため紙幣や貨幣を使うことを避ける傾向があります。また、現金は匿名性が高いため犯罪に利用されることが多いですが、電子通貨は履歴がきちんと残るため犯罪に利用される危険が低くなります。
一方で課題もあり、電子通貨の安全性やスマートフォンを利用する機会が少ない高齢者への普及などが挙げられます。
通貨は時代とともに変化しており、機械化していく現代社会で新たな変化をする必要があるのかもしれません。
参考資料
kawano-europe-essay.hatenablog.com
http://www.iti.or.jp/flash327.htm
http://jp.techcrunch.com/2017/03/01/20170226cash-is-no-longer-king/