景品表示法違反
7月19日、消費者庁は「パズル&ドラゴンズ」を運営するガンホー・オンライン・エンターテイメントに対して、景品表示法(優良誤認など)で再発防止を求める措置命令を出しました。
今回はその件について書いていきたいと思います。
2016年11月7日、パズドラの限定モンスターに関係するヒロインガチャが実装されました。これは限定モンスターに近い性能を持っている代わりに課金アイテムを10個使って回すという普段のガチャの倍の出費がかかるものでした。
当たりキャラの排出率は普段のガチャと大差ない感じのものでありながら、課金アイテムの消費量は多くいろいろと騒がれました。
その後、12月のパズドラ公式ニコ生でプロデューサーの山本大介さんが「ヒロインガチャのモンスターが全部究極進化する」と発言され、それをアピールされてきました。
ヒロインキャラの究極進化が近づくにつれ、2017年2月にヒロインガチャが復刻し、キャラが追加されつつ究極進化が待たれていました。
そして5周年のニコ生で究極進化が発表されました。
しかし、実際に究極進化が実装されたのは二体のみでのこりは通常の進化でした。
そのため多くのユーザーから不満の声が起こり、合成素材用キャラを配布するなどを行うものの炎上は止まらず、最終的にすべてのキャラを究極進化する措置を行い、そのための素材を配布するダンジョンを実装しました。
そして騒動が落ち着いた2017年7月19日に消費者庁に措置命令を受けました。
公式の生放送でのプロデューサーの発言から起きた一連の騒動。
特にガチャが関連するものは多かれ少なかれユーザーのお金がかかっています。また、アプリゲームもみんなが一つのゲームをやるわけでなく、いろんなゲームをプレイできるほど供給過多となっています。
そのため、ガンホー側は公式ニコ生をかつての軽いノリで行うのではなく、しっかり内容を確認した上で放送を行ってほしいと思います。